カニ密漁・密輸防止の日露協定による懸念

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ロシア産のカニが減る懸念が!カニ密猟・密輸防止の日露協定

美味しいカニの漁は日本海や北海道でも盛んに行われていますが、北の広大な海を持つロシアから輸入されるカニも多いです。

北海道の最北端にある稚内市では、輸入の9割以上がカニであり、ロシア産のカニの輸入量は全国一を誇っています。しかし、2014年は前年までと様子が異なってきており、カニの流通量が激減する懸念が生まれてきているのです。

その理由は、2012年に協定が結ばれた日本・ロシア間の「カニ密猟・密輸防止」にあります。この協定は2014年12月10日からスタートしています。

この協定が結ばれた背景には、「自然保護の観点から、カニの密猟や密輸を防止する」という目的があり、海外に輸入するためにはロシア政府の証明書が必要となります。

これはロシアで合法的に水揚げされたカニであることを証明するものであり、これが無ければ日本にカニを輸入できなくなります。

このような協定がスタートするにあたって、2014年10月のロシアからのカニの輸入量が、前年同月の2.5倍にまで膨れ上がっているそうです。

ロシア産のカニを取り扱うお店では、12月10日以降にカニが入らない可能性もあるので、事前に無理をして買い付けているという話も出ています。

これまでロシア産の輸入のカニに頼っていた水産業者などは、国産のカニに切り替える道も探り始めているそうですが、これによってカニ全体の値段が高くなる恐れもあります。

ただし、これはあくまでも”密漁されること”が問題であり、ロシアで正式に漁が行われた分においては、何の問題もありません。

今後はロシアでも健全なカニ漁が活発に行われ、たくさんのカニが日本にも輸入されることを期待したいですね。

 

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