アカテガニの生態

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アカテガニの生態

多くのカニは、海に住んでいます。潮間帯から水深200メートルぐらいまでの海底が、一般的な生息場所になっています。しかし、長いカニの生態の歴史の中では、生息地を陸へと移したものもあります。事実、何種類かのカニが、海中から岩磯、砂浜、干がたへと生息場所を移しています。

その中でも代表的なのがアカテガニです。アカテガニは始めは淡水に馴染んでいたのですが、ついに陸に本拠地を移しました。そして今では、海水から離れた場所でも住むようになっています。

アカテガニは水田のあぜ道や、小川の土手に穴を掘って住んでいます。さらには人家の周囲の石垣の隙間などの絶好の住みかになっているのです。水の染み出るような、ちょっと湿っぽい場所を選んで生息しています。アカテガニと同じような経路で陸に上がり、同一の環境で生息しているカニの種類には、クロベンケイガニやベンケイガニなどがあります。

アカテガニは、一生の間に卵の中でノウプリウス期を過ごし、ふ化後にゾエア幼生、メガロパ幼生、幼ガニの順に体の形態を変えて成長します。そして硬い甲を持った一人前のカニになります。

そして河口で暮らす間に数回脱皮し、甲幅4mmぐらいの小ガニになります。やがて甲や脚も力強くなったアカテガニは水中の生活と別れ、陸を目指して上がっていきます。晩秋になると、土手や石垣の間に冬眠用の穴を掘り、長い冬ごもりに入ります。

また、カニは硬い甲とハサミを持っており、天敵が少ないように思われがちですが、それは体の大きなカニに限っている言えることです。中型、小型のカニにとっては、周りを天敵に囲まれながら生活しています。アカテガニにとっては、鳥類の他に自分より強い種類のカニも恐ろしい敵になっています。

 

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