かにみそって一体何なの?その正体や特徴、美味しい食べ方

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かにみそとは、そもそも何なの?

かにみそ


カニの珍味として、幅広い世代の方々に食べられている「かにみそ」。何となくコクがあって美味しそうなイメージがありますが、具体的にカニのどの部分を指しているのかご存知でない方もいらっしゃると思います。

また「みそ」という文字が付くことから、カニの脳みそなのでは?と思われている方もいるかもしれません。

かにみそとはズバリ、カニの「肝臓」と「膵臓」を意味しています。

人間の場合は肝臓と膵臓はそれぞれ別の臓器ですが、カニなどの節足動物はもともと臓器が分かれていません。肝臓や膵臓は「中陽線」と言われており、一つの場所にあります。

毛ガニの甲羅を外すと、中心部より少し上の部分に中陽線があります。この絨毛状の小突起で覆われた黄土色の部分が、かにみそなんですね。

この中陽線は蟹の内臓であり、栄養素の分解や吸収、消化酵素の分泌などの役割も持っています。

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かにみそが美味しいのは、どのカニ!?

かにみそは、どのカニでも美味しく食べられるわけではありません。

例えば旨いカニの代表格として「タラバガニ」がありますが、タラバガニのかにみそは食べないのが一般的です。かにみそは一応あるものの、味が悪いです。加熱しても、固まりません。このため誰も食べないのが現状です。

かにみそが美味しいのは、何といっても「毛ガニ」です。身の部分が少ない毛ガニだからこそ、かにみそは格別に美味しいと言えるかもしれません。また、ズワイガニのかにみそも美味しいですね。

なお、かにみそがどんな色をしているかによって、そのカニが何を食べてきたのか知る手がかりにもなります。もしかにみそが少し黒っぽい色をしていれば、そのカニは海藻類をたっぷり食べていたことが考えられます。

かにみその美味しい食べ方

かにみその甲羅焼き


かにみその美味しい食べ方を3つほどピックアップしてみました。

1.かにみその甲羅焼き

かにみそが入った甲羅を、そのまま網焼きにする食べ方です。強火にすると焦げるので、弱火でじっくりと火を通します。食べ頃はズバリ、かにみその汁気が無くなってきた頃。スプーンを使ってかにみその旨味をしっかり味わえます。

2.かに鍋

カニの身や各種お野菜と一緒に、かにみそも入れて蟹の旨味を思う存分味わう食べ方です。コクが深くなり、締めの雑炊もより美味しくなります。ただし、かにみそが苦手な方もいるかもしれないので、事前確認も必要ですね。

3.軍艦巻き

回転寿司でもおなじみの「かにの軍艦巻き」にして食べる方法もあります。かにの身も一緒に入れると、美味しさもアップします。

 

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