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全動物の中のカニの分類
カニは日本に1000種類、そして世界中で6000種類も生息しています。このカニは節足動物の一種であり、その中でも甲殻類に属しています。
動物の進化の過程を1本の樹木に例えて、各動物グループの位置が一目で分かるようにしたものを「系統樹」というのですが、この系統樹の根元には、体が単細胞からなる原生動物が置かれています。そして幹や枝を登るに従って、次第に複雑な動物が現れてくるように配置されています。
原生動物は別名で単細胞生物を呼ぶこともできます。アメーバなどは単細胞生物ですね。原生動物のすぐ上の幹は後生動物なのですが、ここから多細胞生物になります。そして、この後生動物を大別すると、前口動物と後口動物の2つに分けることができます。
前口動物とは、卵が細胞分裂する初期に、細胞の層が内側にくぼんで「原口」という部分ができます。この原口がそのまま動物の口となる動物群のことです。
一方、後口動物は原口ができた後にいったん閉じて、後に別な部分に口ができる動物群です。哺乳類や鳥類、爬虫類などは後口動物に属しています。
そして前口動物の幹の先には、カニ、エビ、昆虫などの節足動物が占めています。
今現在、地球上の全動物の4分の3以上を占めるのが、節足動物であると言われています。節足動物は、陸に住んで気管などで呼吸する仲間と、水中に住んでえらで呼吸する仲間がいます。その中でも、陸上組の最大勢力は、世界で約80万種もいる昆虫です。その他でも、クモやムカデなどがいます。
そして水中組の王者には、カニが属する甲殻類がいます。甲殻類は約3万種も存在していると言われています。甲殻類を分けると、微小なプランクトンであるミジンコの仲間から、大型のカニやエビの中身いたるまで、多種多様です。
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